このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

小江戸川越 食べある紀(蔵造りの町並み編)

前回レポートした、小江戸川越 食べある紀(時の鐘編)に続き、今回は「蔵造りの町並み編」。
いわゆる、小江戸川越のメインストリートである。

「仲町」と「札の辻」という交差点の間は、古い蔵造りのお店やさんが並ぶメインストリートである。
ただ、昔から街道として使われている主要道路沿いにお店が並ぶため、とにかく交通量が多い。

ブラブラ食べあるき、街歩きをする観光客がひしめく街道に、容赦なく車が間を行き交うため、かなり車に気をつける必要がある。

訪れたのは土曜日だったが、もちろん歩行者天国にはなっていないため、車に注意しながらの観光だった。

寛政元年創業のお醤油屋さん

蔵造りの町並みをキョロキョロしながら歩くと、オシャレなお醤油さんを発見した。

笛木醤油。

笛木醤油さんは寛政元年創業。創業以来、伝統的な醸造方法を守り続けている醤油屋さんだそう。

杉桶の中で、ゆっくり時間をかけお醤油を醸造するらしく、まろやかさと自然の香りが売りの老舗醤油店さんだ。

お醤油も興味深かったが、そのお醤油でできたおせんべいを試食してみる。
ものすごく美味しい!

『こわれせん』という袋に詰められた不揃いのおせんべい。欠けてしまったおせんべいのカケラを詰めあわせたようで、色んな味が楽しめる。しかも、一袋 300円。リーズナブルだったので、おみやげに幾つか買って帰ることに。

スーパーで売っているおせんべいよりも、サクサク感と香ばしさが絶妙である。

川越まつり会館の御囃子実演

程よく歩いた町並みの途中で、『川越まつり会館』を発見。

「お囃子の実演があります』という看板に誘われ、まつり会館に入ってみる。

川越まつりのお囃子は、1804〜1830年ごろ、江戸から川越に伝わったもので、独自の改良を重ね発展してきた伝統的なお祭りのお囃子なんだそう。
笛一人、大太鼓一人、締太鼓二人、鉦一人の、合計五人囃子に舞が加わり、笛のリードにより、太鼓・鉦を打ち囃すお囃子だ。

まつり会館に入ると、運良く数分後に実演が開始されるという。
一番まえの席で、そのお囃子と舞の実演を鑑賞。

ものすごい迫力と雰囲気に酔いしれ、たちまち、祭りの輪の中に誘われる。

笛や太鼓の振動がみぞおちまで響き渡り、獅子舞や天狐、オカメ、大黒様などが、華麗な舞を披露してくれた。中でも獅子舞と天狐の迫力はすさまじい。あまりの迫力に、泣き出す子供もいた。(笑)

舞の後には、記念撮影もしてくれる。とても良い経験だった。

ねこまんま焼きおにぎり

いくら食べあるきをしているといいながらも、さすがにちょっと小腹がすいてきた。
さらに、少し陽が傾き始めると、ちょっと底冷えを感じ始めた。

『おにぎりみたいなものが食べたいな。』

そんな事を感じ始めた頃に目に入った長い行列。

「ねこまんま焼きおにぎり」に並ぶ人の列である。

列の先には、かつお節屋さんらしい店先が見える。

かつおぶしの中市本店。

埼玉県は海の無い県ではあるが、川越城の城下町という環境、また海が遠いからこそ海産物が重宝されたという中で商売が始まったそうだ。
当時は新河岸川の水運を利用し、海からの品物を仕入れており、今では長崎県・五島列島の特産品などを直接長崎より仕入れをしているかつお節屋さんだった。

この中市本店では、店頭で手作りの「ねこまんま焼きおにぎり」を販売しているとのこと。鰹節と昆布でだしを取った自家製のだし醤油を塗り、七輪で焼いた焼きおにぎりに本枯節、またはいわし削りをまぶしたおにぎりだった。(お米は地元・埼玉県産コシヒカリ。手作りのため数量限定。)

数量限定なので、売り切れ次第終了のせいなのか、列がすこぶる長い。
しかも、一つひとつ焼きながら出すスタイルなので、列がなかなか縮まらない。

それでも辛抱強く並んで、ねこまんま焼きおにぎりを賞味。

味は普通の焼きおにぎりに、香ばしいかつお節がたっぷりかかった“おやつ”といった感じ。素朴な味が、疲れた足にエネルギーがチャージされるような感じがする。焼きおにぎりなので、それ以上でもそれ以下でもないが、普通においしかった。

ねこまんま焼きおにぎりは、六代目の店主が考案した新メニュー。おそらく、店内のかつお節の宣伝の延長で開発したメニューなのだが、焼きおにぎりに並んだ人達は若い人たちが多く、なかなか削り節を買う層ではないとことが、若干アンマッチなのかな?と思ったりした。(笑)

次回は、お菓子横丁編です。

Translate »