大好きな南部鉄器
私は、ほとんど外食しないので、1週間のうち、ほぼ毎食自炊しています。
なので、私にとって、キッチン用品はとても大切なもの。
使いやすいものや、使って便利なものなど、気に入ったキッチンツールを長く使うタイプです。
特に、毎日使うキッチンツールは、個人的に大切に使う方で、あまりあれこれと新しいものを買い替えたりせず、気に入ったものを徹底的に使います。
中でも、特に気に入っているのは南部鉄器のお鍋とフライパン。
1個分の目玉焼きを焼ける小さなフライパンから、蓋付きのフライパン、そして大きな万能鍋とすき焼き鍋、そしてお茶を入れるための鉄瓶の5つを持っています。
これはすき焼き鍋。母からもらったもので、40年前に製造されたものですが、今でも焦げ付かず十分使えます。すき焼きの時は、これで料理するとお肉が柔らかくて美味しくいただけるのです。
そしてこれは、鉄瓶。岩手県に旅行に行った時に、現地で直接購入したものです。中がホーローになっていないので、鉄瓶の良さが十二分に味わえる鉄瓶です。南部鉄器の鉄瓶でも、中がホーローになってしまうものはダメよ、と現地の職人さんに伺いました。ぜひ、ご参考まで。
これは、南部鉄器のミニパン。目玉焼きを1個焼く時のみならず、ちょっとベーコンを焼く時など、にも使えます。
そして、これが蓋付きの中サイズの南部鉄器のフライパンです。
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南部鉄器のフライパンを修理に
実は、この蓋付きのフライパンですが、2年前に南部鉄器メーカーの『岩鋳』から購入したものなのですが、これが一番使う南部鉄器製品です。
しかし、2年も使うと、少し調子が悪くなるのですね。先日、少し表面の加工がはげてしまい、黒いススのようなものがついてしまいました。
南部鉄器のフライパンは、使った後は、洗剤を使わずに亀の子たわしで水洗いした後に、水分を飛ばすために空焚きします。ある日、その空焚き時間が長すぎてしまったようで、その後、黒いススが着くようになってしまいました。2年目なので、少し劣化もあるのかな、と思いました。
一部分だけなのですが、卵焼きを焼くたびに黒いものが着くのが気になるので、『岩鋳』にメールをして、修理してもらうことになりました。
このフライパンは、2年前にネットショップで買ったのですが、実は、一つ一つ手作りなので、(このフライパンが届くまで)注文してから2ヶ月かかりました。
なので、修理も時間がかかるだろうなぁと思っていました。
案の定、今回も、『修理に1ヶ月半くらいかかりますよ』とメールでお知らせいただいたので、その間は、別のフライパンでお料理することに。
ところがところが、10日もたたないうちに、修理済のフライパンが届いたのです。(ビックリ)
『1ヶ月半もかかるはずだったのに、早いな〜。』と、勝手に感動していたのですが、更には、その修理の具合があまりにも綺麗で『新品みたいだな』と、さらに感動していた訳です。12月の中旬くらいに修理に出したので、年末の料理は別のフライパンで。。。。と覚悟していたのに、年末まで余裕で間に合ってくださいました。
こんな風に、思いの外早く届いたフライパンで、年末はお料理をしていました。
ところが年が明け、しばらくしたら『岩鋳』から電話が入りました。
『誠に申し訳ございません。年末にお届けしたフライパンですが、誤って別のフライパンを発送してしまいました。正しいフライパンをお送りしますので、中に入っている着払いの伝票で、返送していただけますでしょうか?』との事でした。
『ええええ?』
どうりで、修理が早かったし、あまりにも綺麗な仕上がりで、ちょっと想定外だなぁと思っていたので、これで納得です。
その電話の後、すぐに私のフライパンが届いたのですが、届いたフライパンも実に綺麗でしたけどね。もちろん、どちらも満足です。修理で帰ってきたフライパンは、また大切に使いながらお料理しているところです。
さて、その返品騒動から、また数日後。
突然、『岩鋳』から何やらお届け物が。
中を開けてみたら、詫び状と南部鉄器の鍋敷きが入っていました。誤配送のお詫びの品だそうです。
私としてみれば、思いの外修理が早まり、その後もその(間違った)別のフライパンでお料理できたし、大満足だったのですが、さらにお詫びの品までいただいてしまい、なんとも恐縮至極でございます。
ネットで調べたら、2,300円くらいの品物でした。修理代が1,700円くらいだったのに、ご配送分の着払い郵送費と鍋敷きの金額を足したら、完全に赤字じゃないのかな?と心配してしまいます。
本当に、丁寧なご対応ありがとうございました。
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南部鉄器メーカー『岩鋳』
『岩鋳』は明治35年創業の110年余の歴史のある南部鉄器のトップメーカーです。南部鉄器も色々ありますが、やはり『岩鋳』の製品は、錆びつきにくくしっかりしていて、非常に使いやすいと感じます。
今や、鉄のフライパンを使う人も少なくなってきているかもしれませんが、やはり鉄のフライパンで焼くと、お肉も卵も柔らかくて美味しいのです。
さらに、鉄のフライパンで料理すると、鉄分が自然と摂れるということで、体にも優しい調理器具だと思っています。(鉄分を効果的にとるためには、煮込めば煮込むほど良いようです)
鉄のフライパンを使う時に、ちょっと使いにくいなと感じることは、大きく2点でしょう。
一つは焦げ付いてしまうのではないか。
これは、確かにテフロン加工等のフライパンと比べると、若干、スキルがいるかもしれません。
いきなり、フライパンを温めて油を入れて焼くと、どうしても焦げ付きます。
なので、まずは少量の油をいれてからキッチンペーパーで全体になじませて、一度温めます。煙が出そうになったら、追加で油を入れて、さらに温めてから食材を入れると、ほとんどくっつきません。卵も楽々焼くことができます。
でも、この油を入れる順番とタイミングを間違えると失敗するので注意が必要です。
もう一つのデメリットは、重いこと。
やはり、鉄のフライパンは重いです。なので、簡単にフライパンを振ったりすることはできないのですが、徐々に慣れてきますので心配要りません。
兎にも角にも、『岩鋳』のカスタマーサポートセンターの対応に感動し、明日も明後日も、南部鉄器のフライパンでお料理をしたいと思います。
日本の伝統的な製品です。皆様も、ぜひ南部鉄器をお楽しみください。
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