【瞬膜の手術】猫風邪の後遺症で瞬膜が癒着した保護猫レオの手術

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生後3ヶ月の保護猫がきた
右目の瞬膜剥離手術後の経過

生後3ヶ月の保護猫がきた

保護猫レオは生後3ヶ月で我が家にきました。

行政からの依頼などで、野生の猫や捨て猫を保護するアニマルレスキュー団体から生後3ヶ月でひきとりました。来たばかりの保護猫レオの様子は下記の動画で御覧ください。真っ白でフワフワの真綿みたいな子猫でした。

保護猫レオは、野良猫の母猫から生まれ、生後3週くらいで保護されました。

保護された時は、ひどい猫風邪にかかっており両目が開きませんでした。しかし、その後、保護猫シェルターで丁寧に看病され、左目は完全に開きましたが、右目は半分弱くらいしか開きませんでした。

猫風邪はウイルス性の感染症です。

自分の免疫力で回復するしかない猫の病気で、初期に治療することで多くが改善しますが、子猫がかかると目などに重篤な合併症を引き起こします。レオも目薬などで改善はしましたが、どうしても右目には猫風邪の後遺症が残ってしまいました。

里親として引き取った時も、3種類の目薬を点眼しており、炎症は治癒したものの、瞬膜という白い膜は右目の眼球に張り付いた状態になってしまいました。

右目は見えていますが、視野が狭いため、ものにぶつかったりしてしまうことが度々ありました。また、寒くなると目やにがはりついてしまい、目が汚れてしまいます。できれば、少しでも瞬膜が剥がれればいいなぁと思い、11月末の去勢手術の時に、全身麻酔下で癒着部分の剥離出術をしてもらいました。

手術後の経過を動画に記録していましたので、この経過についてブログにまとめておきたいと思います。また、同じ後遺症でお悩みの猫ちゃんがいたら、手術の判断にしてもらえたらと思います。

右目の瞬膜剥離手術後の経過

手術後1日目

保護猫レオの初めてのお泊り。
動物病院に丸一日入院し、手術の翌日の午前中にお迎えに行ってきました。

入院中は、キャットフードもおやつも食べなかったそうです。1日半、何も食べずにいたのでお腹が空いていたのでしょう、動物病院から帰ってきて、すぐご飯を沢山たべました。（2食分）

ただ、術後の右目が痛々しく可愛そう。

目をこすらないようにエリザベスカラーを付ける必要があったのですが、生まれてはじめてエリザベスカラーをつけたので、自由に動くことができずストレスを感じているようでした。

ご飯を食べたら、すぐ膝の上でぐったりと寝てしまいました。この日から、3種類の目薬と、朝夕の抗生剤の内服が開始されました。

手術後2日目

エリザベスカラーにストレスを感じながらも、少し起きれるようになりました。

一緒に暮らしている保護猫ココが、エリザベスカラーをつけたレオに違和感を感じているようで、シャーシャーいって近寄りません。

逆に、安静にできるので良かったかも。でも、レオは少し寂しそうでした。

手術後3日目

抗生物質の目薬が1日1回になりました。ただ、目薬をさすときに、怖いようでブルブル震えます。痛みがあるのかもしれません。（これがとても可愛そうで、毎回泣きそうになります）

ただ、この日から少しエリザベスカラーになれたのか、高いところに登れるようになりました。爪とぎもするようになり、少しずつ回復しているようです。

手術後4日目

ぎこちないのですが、少しずつ遊べるようになりました。シャーシャー言っていたココも、少しエリザベスカラーのレオに慣れたようで遊び始めました。

手術後5日目

ココとプロレスできるまで回復してきました。ただ、プロレス中に目に触れると困るので、見ていないと心配。おやつもモリモリ食べてます。

　▼レオが好きなおやつ

手術後6日目

すっかりレオだと分かったココがレオと遊びたがってからんできます。エリザベスカラーがとれるまで、あと1日なので我慢我慢。

手術後7日目

エリザベスカラーを外していいと獣医の先生に許可をもらいました。エリザベスカラーが外れるとすぐ全身グルーミング！

手術前は日向が苦手だったのですが、術後は日向が得意になったようです。

目薬と抗生剤の内服は2週間で終了。術後、少し猫風邪ウイルスがぶりかえしたようで、両目が涙目になってしまったので、抗ウイルス薬の目薬に変更しました。術後直後より、少し目が小さくなってしまいましたが、目はよく見えているようです。目薬は、まだ続いていますが順調に回復しています。