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【保護猫たちとの暮らし】猫が教えてくれる家猫の幸せ

保護猫たちが教えてくれる

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真っ白なウサギみたいな子猫だった保護猫レオ

我が家には、もうすぐ1歳になる子猫が2匹いる。


2021年の夏に、動物保護団体が運営する保護猫シェルターから譲り受けた保護猫で、1匹は白、もう1匹はキジ白のMix猫たちだ。

真っ白なウサギみたいな子猫のレオは、野良猫のお母さんが産んだ子猫だった。
生後まもなく、ひどい猫風邪にかかり、両目が潰れた状態で保護された。保護されたばかりの頃は、目もあかず、ご飯も食べられなかった病弱な子猫だったという。

私が譲り受けるまでの生後3ヶ月までは、保護猫シェルターにいたのだが、この頃は、食も細いせいかとても痩せた子猫だった。


あっという間に里親に出される子猫たちが多い中、右目のハンデのせいで、なかなか貰い手が見つからず、保護猫シェルターで、もっとも長くいた子猫だった。

わたしが初めて、保護猫シェルターで出会ったレオは、ものすごくどうどうとしていた。
突然の来訪者に驚き、多くの子猫たちが物陰に隠れる中、悠々と私の前を横切った。

小さくて華奢な身体で、爪とぎのベッドの上でゴロンとして、見知らぬ私を出迎えてくれた。

小さな頃に人間に保護され、人間に育てられたために、人への警戒心が薄く、すごく人懐っこかったのだろう。この姿をひと目見て、右目のハンデも気にならず、レオの里親になることを即決したのだった。

保護猫レオが、我が家に来たばかりの頃は、右目の瞬膜が大きく癒着していたせいか、視界が制限されていたのだろう。家の中でも、時々、ものにぶつかる様子もみられた。

しかし、生後半年たった頃に行った去勢手術の時に、右目の瞬膜の癒着部分を剥離してもらい、少し視野が広がったせいで、今では日常生活には全く問題ない状態になっている。高い所にも悠々登るし、お気に入りの羽のオモチャで、ジャンプしながらよく遊ぶ。

(瞬膜の手術の経過は、別のブログ記事にまとめてあるので御覧ください)

また、レオの毛並みに変化が。

もうすぐ1歳になるレオの白い毛には、茶トラの縞模様がでてきて、見事に茶白になった。真っ白な子猫も、大人になるにつれ色が変わることもあるそうだ。今では、背中はミルクティー色になっている。

それにつけても、レオの毛並みは美しく、シルクのような輝きを放ち柔らかい。
体格もしっかりとしてきて、筋肉質な猫に成長し、昔の面影がないくらいの男の子に成長した。

1.5ヶ月で我が家にきた、キジ白の保護猫ココ

もう1匹の子猫は、レオより2ヶ月ほど遅くに産まれた(推定)保護猫で、ココと名付けた。
「レオ」は保護猫シェルターで名付けてもらった名前をそのまま引き継いだが、ココは我が家で新たに名付けたものだ。(手塚治虫氏の漫画、ジャングル大帝のレオのお友達のオウムが由来)

ココはキジ白の子猫で、推定1.5ヶ月くらいの小さな子猫の状態で、我が家にやってきた。

保護猫ココは、スーパーの駐車場にダンボールにいれられて捨てられていた子猫だ。人間が捨てたのだが、ココのお母さんは家猫なのか、はたまた野良猫なのかは不明である。推定だが、生後3週くらいでガリガリの状態で動物保護団体に保護された。

私が保護猫シェルターに行った頃は、小さく丸まってケージの中ですやすや眠っている状態だったのを覚えている。小さすぎて、まだまだ里親募集できない状態だった。それでも、小さなココは可愛くて、どうしても譲り受けたかったので、里親にだしてもらえるまで待って譲り受けた子猫である。

もともと、保護猫レオを迎い入れる時に、子猫を2匹で飼うことを決めていた。

子猫は、小さい頃は母猫や兄弟たちに囲まれて育つのが普通だ。
1匹で育てるには、どちらにとっても可愛そうで、最初から2匹で育てることを想定していたので、ちょうどよい子猫たちを譲り受ける事ができ、わたしは本当にラッキーだったと思う。

案の定、保護猫レオとココは、たがいに寄り添うように成長し、今では兄弟のように仲良しになった。

猫同士で学ぶ世界がある

子猫たちには、人間にはわからない世界があって、2匹で学び成長している事にきづかされる。

保護猫ココはとてもやんちゃな性格で、我が家に来たばかりの頃は、思い切りレオの耳を噛んでいた。時折、耳を噛まれたレオが「ニャン!」と鳴き、ココを叱る。そのうち、反撃するかのように、レオもココの耳を噛むようになった。次第に、ココは噛まれた時の痛みを覚えたのか、レオの耳を噛まなくなった。レオに「噛んではいけない」と教わったのだろう。もちろん、レオもココの耳は、もう噛まない。

そこに人間の出る幕はない。

人間が「ダメよ!」と叱った所で、猫はまったく反省しない生き物なので、ほとんど学習はしない。

しかし、猫同士でかわされるコミュニケーションが、しだいに子猫たちを大人にしていくのである。


実に、見ていて面白いものがある。

また、我が家にやってきたタイミングは1ヶ月くらいしか差がないが、先住猫であるレオと、後からきたココの間には、暗黙の上下関係が構築されたようだった。

ココはやんちゃし放題だが、ちゃんとレオが先輩だということを覚えていった。
レオに甘えながらも、順番はちゃんと守る。

おやつの順番も、遊びの順番も、レオが先でココが後だということが、自然に身についたようで、それらはお互いにとってもストレスを感じないようである。

このように、弟分のココは、ほとんどの我が家のルールをレオから学んでいった。

レオが来たばかりの頃は、目を離すことができなかったが、ココはレオの真似をするから、私の出る幕はないくらい、あっという間に、我が家に馴染んでいく。もともと、賢くお行儀のよいレオだったから、しつけは楽だったのだが、レオに教えてもらったココは、さらに育てるのが楽だった。

私は、レオが先でココが後である、というルールを覚えさせたことだけ。

おやつを上げる時でもなんでも、先にレオに与えるというルールだけを繰り返し行っただけである。

自然と、上下関係が構築されることで、猫たちの世界が安定するので、これはおすすめである。

抱き合って眠る子猫たち

人間のルールを家猫とシェアする

家猫として家の中で猫と暮らす場合、猫が人間の生活に合わせてもらうのが良いと、私は思っている。

例えば、寝る時間と起きる時間、ご飯の時間と遊ぶ時間。

すべては、人間の生活リズムに猫を合わせることで、人間と猫がたがいに生活しやすい空間を創ることができる。

例えば、我が家ではご飯は1日2回、決まった時間に出すことにしている。

猫は、ご飯を複数回に分けて食べるが、決められた時間に出すことで、自然と食べるペースが安定してくる。決して、ご飯を出しっぱなしにはしないようにしている。(時々、ご飯を残したりしているときがあるが、その時は、次のご飯が近づく前に引き下げてしまう)

こうすることで、猫の食事量を把握できるようになるし、フードの好き嫌いも把握できるようになる。

また、寝る時間と起きる時間も、だいたい同じ時間でルーティーンにしている。

私が眠る頃には子猫たちもベッドに入る。

時々、私が寝ていても2匹で遊んだりしているが、数分遊んだら、すぐ静かに眠りにつくようだ。

朝は、だいたいご飯がでる時間が決まっているため、その時間までおとなしく待っている。決して、ご飯をせがんで私を起こしたりしない。私のペースに猫があわせるように、毎日、同じペースを保って生活している。

猫パンチ

また、家で暮らす猫たちへの工夫としては、登っては欲しくないところ、登ったら危ない所、入ってほしくない所は、絶対に入ったり登らないようにしなければならない事も大切だ。子猫たちは好奇心旺盛で、家の中を探索しながら、すべての間取りを把握しようとする。

ほんの僅かな隙間でも、ぐいぐい入る。
これは、人間の想像を遥かに越えて探検するから驚きである。

なので、最初に、家の中の安全対策はしっかり行うべきだろうと思う。

最初は、そのセッティングに苦労はするが、猫たちは、あっという間に住環境に慣れるので、最初に決めておくほうが良いと思う。

逆に、登っても安全で問題ない所は、沢山登れるようにしておくほうが良いだろう。高い所から見下ろす事が大好きな猫たちにとって、ストレス発散の場にもなる。我が家では、入ってはいけない場所以外は、自由に遊べるようにしている。

猫との暮らしを20年で考える

猫は20年以上生きる動物だ。


長いスパンで、この共同生活を考えていかなければならない。だからこそ、人間と猫が、たがいにストレスの感じられないペースにしていくことが、非常に大切だと思っている。

また、時折、家だけでなくお外にも自由にだしている飼い猫を見ることがある。

これは、飼い主さんの考え方だと思うが、私は飼い猫は外へは出さないほうが安全だと思っている。車の事故もそうだが、猫フィラリアやダニ、マダニにも噛まれるリスクも高まるし、へんなものを食べてお腹に虫がわいても困る。人間が思う以上に、猫にとってはお外の環境とは過酷だと思うからだ。

それぞれ考え方はあると思うが、わたしは家猫の方が安全で幸せに暮らせるのではないかと思っている。

また、我が家では保護猫を2匹譲り受けたが、これからペットを飼う予定の方には、ぜひ、保護猫や保護犬をもらい受ける事も選択肢に入れてほしいと思う。

ペットショップでブランド猫を飼うのも素晴らしいが、保護猫を譲り受けることも、視野にいれてもらえたら嬉しいなと思う。

保護猫は、小さな頃から人間に育てられるケースが多いため、非常に人懐っこい。保護猫シェルターで、トイレのしつけもされた状態で譲り受けられるので、すんなり家猫に馴染んでいける。

わたしは、お外の過酷な環境で過ごす猫たちが、1匹でも多く、幸せな家庭にもらわれていくことを、切に願っている。このブログで保護猫の飼い方などについて、随時、アップしていくので、ぜひ引き続き御覧ください。

保護猫ココ
子猫たちを隔離したい場合に便利なペットゲート

階段の手前に設置したりすることで、1階と2階の住空間を切り分ける事が可能です。これは子猫たちの安全を確保するのにも便利。ただ、レオは135cmでも乗り越えようとしたので、上部に透明のプラ板をつけてカサ増ししています。

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