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【旅コラム】都会の涼 新宿御苑さんぽ

新海誠監督の映画『言の葉の庭』の舞台になっている新宿御苑。
実は、一度も行った事がなかったので、初夏の緑の美しい季節に、一度行きたいな、と思っていました。先日、神宮球場に横浜ベイスターズ戦を観にいく予定があったので、その前に新宿御苑に訪れてみました。

初めて訪れた場所ではありますが、季節ごとに何度も何度も行きたいステキな公園だったので、ブログにまとめます。

新宿御苑は、東京都新宿区にある公園です。最寄り駅は千駄ヶ谷駅。ちょうど、現在建て替え中の国立競技場の近くにあるので、建設中の国立競技場を見ながら新宿御苑に向かいます。

新宿御苑に入る門は3つ。大木戸門・新宿門・千駄ヶ谷門があり、今回は千駄ヶ谷門から入園しました。

入り口でチケットを購入。一般客は大人 200円です。
入るとすぐ、緑の風景に包まれます。暑い夏は日陰で涼むこともできるので、心地よいかもしれません。公園を左回りで散策開始。

新宿御苑のルーツは、江戸時代にあった信州高遠藩主、内藤氏の屋敷なのだそうです。明治39年(1906)に、皇室の庭園として造られ、戦後は国民公園となり、一般に開放されることになりました。

広々とした敷地には、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園と日本庭園などがあり、季節ごとの様々な植物を観ることができます。

特に、新宿御苑は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景庭園の1つなのだそうです。

入り口から少し歩くと、広々とした芝生公園が見えてきます。小さな子供が遊ぶにはぴったりです。レジャーシートと水筒をもって遊びにいくと良いですね。大きな木がたくさん生えているので、木陰も沢山あります。とてもすがすがしい。

そのまま進むと見えてくるのは『旧御涼亭』。水辺の涼を楽しめる歴史的建築物です。
昭和2年(1927)に、昭和天皇のご成婚記念として建てられた本格的中国風建築。平成16年に東京都歴史建造物指定されています。

旧御涼亭の中に入ることができました。開放感のあるテラスのような所からは、日本庭園が見られます。とても美しい。景色も建物の一部として考えられる借景のような気がしました。

旧御涼亭から、さらに奥に進みます。中央休憩所といって、簡単なお弁当や軽食が食べられるコーナーがあります。京樽のお寿司などが販売されていました。休憩所は複数箇所あるので、食べ物を何も持たずに公園に入っても大丈夫です。

要所々々から見える景色は、とてもきれいです。映画『言の葉の庭』で新海誠監督が描いた風景が見られます。

振り返ると、先程の旧御凉亭が見えます。日本庭園にも自然にマッチしている感じが素晴らしい。

歩いていると忘れてしまいがちですが、ここは都会のど真ん中。
緑の風景の所々に、背の高いビルディングが見えるあたりは、なんとも東京らしさを感じます。違和感なく溶け込んでいる感じも素晴らしい。

日本庭園ゾーンの奥には『上の池』がありました。ひょうたん型の池で、鯉や亀が泳いでいました。ここからの日本庭園の眺めは特に美しかったです。おすすめです。

日本庭園ゾーンを抜けると、『母と子の森』へと入ります。『母と子の森』は、都会に住む子どもたちが自然とのふれあいを楽しむために、昭和60年(1985)に造られた自然観察フィールドなんだそうです。ボランティア団体などが、親子自然観察会を開催しています。森といいながらも、人の目が届くゾーンですので、小さな子供でも気軽に遊べる森なので、とても良いゾーンだなと感じました。

気軽に自然に触れ合えるのは、とても嬉しいですね。

そういえば、鍾乳洞のように、土からにょきにょき出ている木の根っこみたいなものが生えているエリアがありました。なんとなくジブリ映画に描かれるような雰囲気で、とてもおもしろかったです。下記が写真です。

ここからは、ヒマラヤシーダーゾーンです。ヒマラヤシーダーはヒマラヤからアフガニスタンを原産地とするマツ科の常緑高木。現在、新宿御苑には、約380本のヒマラヤシーダーが生育しています。

ヒマラヤシーダーの木陰は大きく、のんびり涼を楽しむにはもってこいですね。

少し先に行くと、『大温室』がありました。日本ではあまり見ることのできない南国の植物が見られます。

こちらは内藤家の庭園です。『玉藻池』があります。

ここから先は、イギリス風景式庭園とフランス式整形庭園に入っていきます。
こちらは、左右対称に美しく整形されたフランス式整形庭園です。

バラ花壇を中央に、左右に約200メートルに渡って、プラタナス並木が植えられています。ヨーロッパの雰囲気に溢れた美しい庭園です。

遠くに見えるのが、イギリス風景式庭園です。
芝生の中に巨樹が植えられた、広々としたシンプルな庭園が見られます。

中央には、新宿御苑のシンボルツリーである、高さ30mをこえるユリノキがありました。

フランス式整形庭園とイギリス風景式庭園を超えると、最後に『下の池』と『中の池』があります。最初に見た『上の池』とつながっているようです。

ここからは、最初に入った千駄ヶ谷門方面へと戻ります。

新宿御苑は、どこの風景を切り取っても実にフォトジェニックでした。都会の真ん中にあるとは思えない程の静寂と、美しい緑の風景は、何度も何度も訪れたいと感じました。

東京の観光ガイドブックにも新宿御苑が掲載されているのでしょうか?外国人の方も沢山おられました。とてもビックリ!日本人よりも多いのではないかな?というくらいです。

今年も、いよいよ梅雨に入りました。
シトシトと雨が降り続く日々が続きますが、雨の新宿御苑も良いかもしれません。また違った景色に包まれ、心を癒やしてくれるに違いありません。

昔から知っていても、改めて訪れると、実に興味深いものがあります。景色を見ながらウォーキングも気持ちいいと思います。是非、おでかけ下さい。

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