*本記事はアフィリエイト広告を利用しています。
青梅にある御岳山は、都心から近く、トレッキング初心者でも安心して山歩きができるスポットだよ。
プロフィール
筆者は、社歴28年のデザイン会社(オフィシャルサイトはこちら)を経営しています。本ブログはプライベートのあれこれを綴った雑記ブログです。特に、週末でかけた観光スポットを、記事と動画でご紹介していますので、ぜひ御覧ください。
東京都青梅市にある御岳山(みたけさん)。
昔から信仰の山とされ崇められている神秘的な山です。
標高は929メートル。別名、武蔵御岳山とも呼ばれ、毎年多くの登山者が訪れます。
御岳山の登山(ハイキング)コースは幾つかあり、登る人の経験・装備・体力に応じて歩くコースを選ぶことができます。
初心者は、沢歩きのロックガーデンまでのハイキングコースがオススメです。2時間30分くらいのコースです。
中級者〜上級者には、日の出山や大岳山など近くの山を目指す登山コースがあります。こちらは所要時間が6時間くらいかかりますので、登山用の装備が必要です。
ハイキングなどはせずに、気軽に山頂だけを楽しみたい人は、ケーブルカーで山頂にある武蔵御嶽神社だけを参拝するコースもあります。(ケーブルカーをおりて、武蔵御嶽神社までは徒歩30分です)
また、山頂までの登山を楽しむコースもあります。
ケーブルカーを使わずに山頂まで歩くこともでき、所要時間は1時間30分ほどです。
以上のように、御岳山は様々なコースを楽しむことができるので、幅広い年齢層の方々が楽しめる山になっています。
このブログでは、『ロックガーデン』までのハイキングコース(初心者コース)をご紹介したいと思います。
ファミリー
カップル
ペット連れ
YouTube動画(ハイキングの様子を動画でご紹介)
御岳山に行くには、まずは御岳登山鉄道の『滝本駅』を目指します。山頂へは、ケーブルカーで『御岳山駅』まで一気に登ります。その山麓の駅が『瀧本駅』です。
JP線で『滝本駅』に行くには、JR『御嶽駅』で下車し、バスに乗り換えます。JR『御嶽駅』から歩くと40分はかかりますのでバスの方が良いでしょう。
車の場合は、目的地設定を「御岳登山鉄道 滝本駅」または、(電話番号:0428-78-8121)と入れます。「御岳山」と入力してしまうと、通行止めの道になるそうですので注意が必要です。
滝本駅
こちらが『滝本駅』です。(ケーブルカーの山麓の駅)この写真はハイキングの帰りに撮影したので、少し陽が陰ってしまいました。駅におトイレがあり、お土産も売っています。
反対側にチケット売り場があります。チケットはSuica・PASMOが使えます。
また、こちら側に136台停められる駐車場があります。満車の場合は別の駐車場に停める必要があります。駅前駐車場以外にも幾つかありますので、下記を参考にしてください。
ちなみに、駅には売店がありましたが、お弁当のようなものは無かったのでお弁当を食べる場合は持参した方が良いと思います。
まずは、御岳山登山鉄道ケーブルカーに乗って山頂に向かいます。
平日・土休日とも(滝本駅⇔御岳山駅)同時発車で、だいたい1時間に2〜4本です。比較的、8時〜10時代は運行本数が多いようです。定期的に時刻表が変わる可能性があるので、このブログには記載せずにリンクを貼っておきます。
ペットも同伴できます。ペットは、常に車両の後方に乗ることになっていますので、案内に従って乗車しましょう。
山麓の『滝本駅』から山頂の『御岳山駅』までの所要時間は6分です。
ケーブルカーは22度の急勾配を一気に登ります。この角度は関東一だそうです。
行きのケーブルカーでは最前列に乗りました。
急勾配を見ながら乗るケーブルカーは圧巻です。お子様も楽しめると思います。
あっという間に山頂に到着。
山頂『御岳山駅』駅前広場です。
山頂からの絶景が眺められます。
10月でしたので、緑とススキの両方が見られました。ここは陽当りが良いので、ベンチでお弁当を食べている人もいました。
すごく気持ちがいいです!
駅前広場前には数件のお土産屋さんがあり、お蕎麦などの軽食も食べられます。
山頂広場からの絶景
今回は、初心者向けの2時間30分のロックガーデンコースを歩きます。
『御岳山駅』からスタートして、ロックガーデンを通って綾広の滝を見て折り返します。
ロックガーデンは沢歩きなので、少し下って、また登って帰ってくるというコースです。御岳山初心者なので、ちょうどよいコースだと思いました。(先に上部に貼ってある動画を御覧ください)
ケーブルカーの山頂駅です。
見事な欅の木で、国指定天然記念物です。
トイレ休憩ができ、展望フロアからは絶景が見られます。フォトスポットです。
急な階段を登り降りしますので、足腰の弱い人は行けません。
超難所で、このルートでは一番辛いスポット。滝が見られます。
天狗の鼻のような岩
岩のステップの沢を歩きます。とても気持ちの良いスポット。2箇所目のトイレがあります。
武蔵御嶽神社に戻る途中に、もう1箇所トイレがあります。
最終地点です。御朱印がいただけます。
まずは、ケーブルカー『御岳山駅』から歩いて、武蔵御嶽神社方面へと向かいます。
ここは一本道なので迷わず向かえます。また、道は綺麗に整備されていて、本当に歩きやすい道です。ここなら、トレッキングシューズでなくとも、普通のスニーカーやウォーキングシューズでも余裕で歩けます。
ここもすでに、静かな山の中ですが観光客の姿も多いので安心して歩けます。
綺麗な杉木立の中を、自然のパワーを沢山浴びながら歩きます。
とても気持ちが良いですよ。
程よく歩くと『神代けやき』が見えてきます。(国指定天然記念物)
幹の周囲は8.2m、高さは約30mの巨木で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に植えたという伝説が伝えられています。
ケーブルカー『御岳山駅』から武蔵御嶽神社までの道の途中、緩やかな坂道を登り切ったところに鎮座しています。すぐ見つけられますので、上を見上げてみましょう。
神代けやき
実はここまで、一見、登りやすい坂道に見えましたが、実際に歩くと少々息切れがしました。思った以上に坂道が急です。神社に着く頃には、軽い疲労感が・・・。ハイキングはせずに、神社への参拝だけをする方も、坂道がきついので注意してください。
30分ほど歩くと武蔵御嶽神社が見えてきます。
武蔵御嶽神社の前には数軒のお土産屋さんも並んでいます。これからハイキングなので、行きはひとまず素通り。神社から延びる脇道から『ロックガーデン』方面のハイキングコースへと進みます。
ハイキングコース分かれ道
ロックガーデン方面への山道は、比較的歩きやすい道ですので安心です。
まずは、フォトスポットである長尾平へ。
トイレスポット(1箇所目)
長尾平には最初のトイレがあります。これから長いハイキングコースを歩くので、ここで一旦トイレ休憩。
山のトイレですので、水洗トイレではなく泡で洗浄するタイプでした。流れにくい場合は水を汲んで流してくださいとありました。
できればここでトイレに行っておいた方が良いです。
長尾平には展望スポットがあります。
トイレの先を少し歩くと東屋がありますので、そこまで行ってみましょう。ここから見事な絶景が見られます。紅葉の季節も良いかもしれません。木製のテーブルや椅子があったので、ここでお弁当を食べている人も沢山いました。
気持ちいい!
長尾平の展望スポットを観た後は、再びロックガーデン方面へと歩きはじめます。ここからが本格的なハイキングコースです。杉の木立が現れ、とても気持ちが良い道です。
すっかり山の中になりましたが、ハイキングコースは綺麗に整備されていて初心者でも安心して歩けます。ただ、細い道ですので気を抜かず慎重に歩きましょう。時折出会うハイカーに『こんにちは』と挨拶しながら歩いていきます。外国人観光客や一人で周っている人も多くいます。
しばらく歩くと『七代の滝』が見えてきます。
『七代の滝(ななよのたき』に行くには、急勾配の階段を上り下りしなければなりません。しかも、階段は鉄製になっており、幅が狭くかなり危険な階段です。
場所によってはロープをつかみながら歩く部分もありますので、気をつけて上り下りしなければならない超難所です。
ペットを連れてケーブルカーにのり、ハイキングコースを歩く人もいると思いますが、七代の滝へはペットを抱えては難しいと思います。
実際、七代の滝への往復は、難所すぎて動画も写真も撮影できませんでした。くれぐれも安全に上り下りしましょう。滝に着くと、サラサラと流れる滝のマイオナスイオンをたっぷり感じられます。
また、七代の滝付近には天狗岩などのフォトスポットもあります。
七代の滝を経て歩き進めると、いよいよロックガーデンです。七代の滝から『ロックガーデン』方面の標識を頼りに進んでいくと、いつの間にか岩場の遊歩道に入っていました。
ロックガーデンとは御岳岩石園とも言われ、渓流と露岩を利用して作られた遊歩道です。昭和10年の東京都緑地計画に基づいて作られました。その美しさから、別名『奥御岳渓谷』と言われます。
ロックガーデンの距離は約1.5kmほど。
広葉樹に囲まれた遊歩道は、夏場は新緑、秋は紅葉に色づきます。四季折々で見える景色が異なりますので、通年通して楽しめるハイキングコースですね。
苔むした岩場が周りの風景にマッチしていて、まさに風光明媚。
岩場でありますが、とても歩きやすい遊歩道でした。
ロックガーデンには2箇所目のトイレがありました。トイレの前にはテーブルがあり、お弁当などを食べられるスペースもあります。
ロックガーデンの次は、綾広の滝を目指します。
次に目指す『綾広の滝(あやひろのたき)』は、このコースの最後の見どころです。約10メートルの高さから流れ落ちる滝の姿は、とても神秘的。静かな山の中で滝の音だけが聞こえてきます。
癒し空間で、しばし休憩。
綾広の滝の傍には、汚れを清める神様が祀られています。
綾広の滝までくれば、このハイキングコースも折り返し地点。
来た道とは違うルートで、ケーブルカー駅まで戻ります。
ロックガーデンからケーブルカー『御岳山駅』まで戻る道は、比較的、なだらかな登り坂で歩きやすい道でした。行きの道とは違う道なので、また異なる景色が楽しめるので飽きません。
御岳山ハイキングの初心者コース(2時間30分)は、御岳山駅が山頂なので、見どころとなる滝までは低い位置に降りていくというコースです。下って登るというトレッキングになります。『せっかく登ったのに、また下がるなんて・・・』と思いますが、それもハイキングの醍醐味です。
また、スタートからゴールまでの遊歩道は整備されているので歩きやすいですが、日陰になっている部分が多いので、山麓の気温よりも少し肌寒く感じます。山麓の気温を確認して装備を整えていく必要がありますね。
ここが3箇所目のトイレです。
ここまでくれば、最後の観光スポットである武蔵御嶽神社まで、後少しです。
ケーブルカー『御岳山駅』までの道の途中には武蔵御嶽神社がありますので参拝します。
武蔵御嶽神社の創建は崇神天皇の時代と伝えられ、古くから関東の霊山として信仰されてきました。多くの神様をお祀りしていますが、特に『おいぬさま』として親しまれている大口真神が有名です。
『おいぬさま』は日本オオカミの神様。山中で難にあった日本武尊を救出したオオカミが御神体だそうです。
江戸時代中期以降、庶民の間には御嶽詣(みたけもうで)が始まり、関東一円より、多くの人がここに参拝に訪れました。現在、武蔵御嶽神社ではペットのご祈祷も受け付けています。
武蔵御嶽神社
武蔵御嶽神社には、沢山のおいぬさまが鎮座しています。
深く切れ込んだ大きな口、鋭い爪、大きく長い尾をもつ武蔵御嶽神社の『おいぬさま』はオオカミです。おいぬさまは、人間に降りかかる様々な災厄、火難、盗難、病気を防いでくれます。大きなフサフサした尾で火を消し、病気を運ぶネズミを食べてくれることから、江戸中においぬさまの御札が広まったそうです。
御岳山ハイキングは、東京から近くて自然いっぱいの美しいハイキングコースです。お気軽・お手軽に訪れる事ができますが、初心者コースであっても、トレッキングの準備は必要だと思います。特に、シューズは歩きやすく滑りにくいトレッキングシューズが必要です。
また、ハイキングコースには自動販売機はありませんので飲み物も持参しましょう。
雨でぬかるんだ遊歩道は滑りやすいので、前日に雨が降った場合には、ぬかるみなどに注意が必要です。整備されている遊歩道とはいえ注意が必要だと思います。
また、山麓の気温よりも少し涼しいので、気温が低い日は上着などが必要です。特に、午後4時を過ぎると薄暗くなってきますので、遅くとも4時頃までには帰路につけるようなタイムスケジュールで臨んだほうがいいでしょう。
あと、ケーブルカー駅の売店には、お弁当のようなものが売ってなかったので、お弁当は持参するか、山頂駅付近のお食事処で食事をするなどしてハイキングに向かうのが良いと思います。
今回のコースでは3箇所にトイレがありました。山中ですので、気軽にトイレに行けるわけではないのですが、3箇所あるので安心です。ケーブルカー駅には水洗トイレがありました。山中のおトイレは、泡で洗浄するタイプでした。ハイキングの最初におトイレを済ませてからあるき始めると良いと思います。
御岳山ハイキングは、初心者でも本格的なハイキングが楽しめるコースです。大自然の中を渓流と滝を目指して歩くハイキングは、想像以上に気持ちの良いものでした。多くの人にお勧めできるハイキングです。